『「勉強ができない」には理由があった −− 学習障害ってなんだろう?』が刊行
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「ちくまQブックス」は、中学生、高校生向けのノンフィクションのシリーズです。「Q」には「Question(質問)」と「Quest(探究)」という二つの意味が込められています。「知りたい」に答え、その先の「探究」につなげる本です。多くの学校図書館で棚に入っているシリーズですので、お子さんを通して借りてみてもいいですね。
決して厚くないので、初めて小説以外の本を読むというお子さんも、プレッシャーを感じずに手に取りやすいと思います。また、「1冊読んだ!」という達成感を味わえるのがいい。私も自分で読んだり、子ども用に買ったりと、気がつけばいつの間にか増えていました。

鈴木千佳子さんの装丁も素敵です

薄くて、手に取りやすい
ちくまQブックス
●「勉強ができない」を探究する
この本を書いたきっかけは、私の体験にあります。私は、息子が小学生の頃、「勉強ができない」と思っていました。文字を書くのが苦手な息子は、漢字練習の宿題のたびに、顔を真っ赤にしていました。
ただ、なぜか将棋は得意で、ルールを教えた私をあっという間に負かすようになります。
勉強ができない息子と、将棋が得意な息子。この間を埋めるものが何かあるのではないか? その頃、「発達障害」や「学習障害」という言葉を知るようになり、取材を始めることになりました。
9年にわたる取材で、「勉強ができない」には、「いろいろな理由がある」ということがわかりました。その理由は学習障害だけではなく、本当にさまざまでした。しかし、いずれの理由にしても、子ども達は、「自分は勉強ができない」と思い込んでいるかもしれないのです。
「勉強ができない」理由を解きほぐし、どのように対応していけばいいか。その道筋を示そうとしたのが、本書です。表紙の絵を描いてくださった鈴木千佳子さんは、子どもが歩むこれからの旅路を、希望に満ちたイラストで表現してくれました。
中身については9月10日の発売後、もう少し詳しくご紹介させていただきます。
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